わたしたちについて


半径20キロ圏内からのノーマライゼーション社会の実現を目指して

生まれてくる命の中には、一定のパーセンテージで障碍を持つこどもたちがいます。

 

彼らは誰かが必ず引き受けなければならない、でも誰も引き受けたがらないそれを、

「ぼくが(わたしが)引き受けます!」と名乗りをあげてくれたのだと思います。

 

そんな優しくて素敵な彼らと一緒に互いの違いを知り、認め合い、支え合い、補い合い、

誰もがつくろうことのない笑顔で過ごせるコミュニティーを、

彼らが生まれ育った地域の中でつくりたい。

 

半径20キロ圏内に真のノーマライゼーションの実現を目指して、はぁもにぃは活動しています。

 

 

since2007 byはぁもにぃ

 

※Challenged(チャレンジド)=挑戦という使命や課題、チャンスや資格を与えられた人→障碍者

※ノーマライゼーション=障碍者(社会的マイノリティ含む)が、一般市民と同様の社会生活をおくることを可能にするための

環境整備を目指す理念


Bee × Challengd FairTrade

わたしたちは自然の営みと共生を学び、次世代につながる環境保全型養蜂を目指します。

養蜂とは「HoneyHunting(はちみちを採ること)」ではなく、

「BeeKeeping(ミツバチを養うこと)」。

 

わたしたちは知的障碍・発達障碍特性を持ち生まれてきました。

わたしたちの特性や適性と養蜂の仕事はとても相性がよく、

ひとりひとりが重要な役割を担い働いています。

 

「ミツバチを養い、地域の自然環境を整え、その報酬としてはちみつをいただき、

はちみつを皆様にお届けすることで経済的自立が可能な報酬を得る」ことができます。

「ディーセント・ワーク(働きがいのある、人間らしい仕事)」は

まさしくここにあると感じます。

  

ミツバチとともに生きる地域づくりは、人にも地球にもやさしい地域づくりです。

 

ミツバチとチャレンジドをまんなかに、

 

同じではなく違いを知り、違いに配慮しあい、誰にとっても何にとっても

 

生きやすい、過ごしやすい環境をわたしたちが生まれ育った地域の中に整えていきます。

※FairTrade(フェアトレード)=公平で公正な取引の仕組み


 ありのままに自己肯定が可能な環境であること

障碍の有無に関係なく、成長過程において自己肯定感を持って育つことは本当に大事ですが、

違いや間違いを指摘され、注意されたり、叱責される経験をすることの多い、

知的や発達障碍特性を持つ彼らにとって、これを持ち続けることは本当に難しいです。

 

それが出来ず、2次障碍で重いうつや統合失調症で

苦しむ成人当事者の方たちを本当に多く知るにつけ、

そのことの大事さを痛感します。

 

知的や発達障碍特性を持つ人達は、実はとても自分の気持ちに正直で、

自分の欲求や要求に素直です。

自分たちが肯定された空間では、周りを気にすることなく、

本当にしたいこと、やりたいこと、好きなこと楽しいことに夢中になって取り組みます。

迷いのないその姿に、楽しそうなその姿に、こちらのほうが憧れてしまいます。

 

これがいけないはずはないですよね?

 

というより、障碍の有無にかかわらず、みんながこのスタンスを持てれば、

きっとみんなが生きやすくなり、もっと生活を人生を楽しめるんじゃないかと思うほどです。

 

変わらなければいけないのは、こちら側のほう・・・

でもそれも自分が変化・成長するというより、

「そのままでいい、ありのままでいい」と思えるようになるということ。

 

誰もが自分を肯定し、そう思うことができたら、

それぞれがそれぞれでOK!ときっと思えるようになり、

それぞれがしたいこと、できることに取り組めるようになっていくのではないでしょうか。


 自閉症とは

自閉症は目に見えない。

誰も自閉症を見ることはできない。

それが私を私たらしめる事の1つである。

 

自閉症は私の脳の働き方に影響する。

脳はいつもスイッチが入っているコンピューターのようなもので、

生命と学習活動を維持している。

自閉症のために脳の働き方が他の人と違うことがある。

 

自閉症の脳を持つことは自閉症オペレーティングシステムで動いているようなものである。

ほとんどの人は普通のオペレーティングシステムで動いている。

自閉症のために私は世界を特定の方法で経験する。

時にそれは他の人と同じだが、時に違ったものになる。

 

自閉症であることは間違っていることではない。

 

自閉症とはもうひとつの思考方法であり存在のありかたである。

 

 

引用:自閉症とは リー・マーカス(元チャペルヒルTEACCHセンター所長)