令和7年度常勤職員募集(職業指導員)

「できない理由」より「どうすればできるか」を一緒に考えてくださる方へ

ソーシャルファームで、“はたらく”を育てる常勤職員募集。


はじまりのストーリー

ある朝、お菓子工房の一角でのことです。

焼き上がったクッキーを袋に詰める作業をしていた利用者さんが、
ラベルを少し斜めに貼ってしまい、固まってしまいました。

「また失敗しちゃった……」

そうつぶやいたその方に、職員はすぐに「大丈夫ですよ」と言うのではなく、
一緒に商品を手に取り、こう問いかけました。

「今日の目標って、どうでしたっけ?」
「ここまで出来た中で、うまくいっているところはどこだろう?」
「この“斜め”を減らすために、次はどうしたらよさそうですか?」

時間は少しかかりましたが、
その方は自分で「線を引いて目印を作る」「シールを貼る前に一度深呼吸をする」など、
次の一手を考え、実行していきました。

 

はぁもにぃが大事にしているのは、
「できない人」を助け続けることではなく、
「どうすればできるか」を一緒に考え続ける場をつくることです。


はぁもにぃが目指していること

今回職員募集をする「就労継続支援はぁもにぃ」は、知的・発達・精神障がいなど、生きづらさを抱える方々と共に働く 就労継続支援A型事業所 です。

お菓子工房、農業部・養蜂部、草刈り・環境整備、事務・広報、カフェ&ショップ、オンラインショップ…

私たちの現場は、いわば小さな「ソーシャルファーム」。

  • 「作業ができるようになること」

  • 「働く自信が少しずつ育っていくこと」

  • 「地域の中で役割を持って生きていくこと」

この三つをつなげていくことを目指しています。

そのために、はぁもにぃでは

  • 支援と収益は両輪であること

  • できないことは環境整備で補い、できることはさらに伸ばすこと

  • 支援者自身も利用者さんと一緒に学び続けること

を大切にしています。


「共感」で終わらせない支援を、一緒につくる

はぁもにぃには、つらさや生きづらさを抱えた方が多く通所されています。
その背景には、家族関係、学校・職場での経験、障がいや疾患など、様々な要因があります。

だからこそ、私たちは「共感」をとても大事にしています。
しかし同時に、こうも考えています。

「共感は支援のスタートであって、ゴールではない。」

気持ちに寄り添って終わるのではなく、
「では、どうすれば今日より一歩だけ良くなるか?」を一緒に考え続ける。

そのために、職員同士でも

  • ミスやトラブルを責める材料にしないこと

  • 事実を振り返り、次の一手を一緒に考える**「責めない振り返り」**

  • 「自分ならどうするか」を持ち寄るチームでの対話

 

を大切にしています。


令和7年度募集するのは

お菓子工房、農業部・養蜂部、草刈り・環境整備、事務・広報、カフェ&ショップ、オンラインショップ…

複数の部門に関わりながら、
「はたらく場」そのものを一緒につくっていく常勤職員(職業指導員)です。

 

チャレンジドスタッフ・メンバー(利用者)と一緒に汗をかきながら働き、
その日ごとの小さな変化を拾い上げ、
ときに支援会議で悩み、
チームで支援の形を整えていく。

 

 

そんな「現場と支援のあいだ」に立つ役割です。


どんな人と一緒に働きたいか

資格や経験よりも、大切にしたいのは「ものの見方」です。

1.結果を「自分ごと」として受け止められる方

うまくいかなかったときに、
環境や相手だけを責めるのではなく、

「自分にどんな工夫の余地があったか?」

を一度は考えてみようとしてくださる方。

 

完璧である必要はありません。
ただ、言い訳よりも「次はこうしてみます」と口に出してみる、
その一歩を大切にできる方を求めています。

2.目標と現状のギャップから、次の一手を考えたい方

「なんとなく頑張る」ではなく、

  • いつまでに

  • 何を

  • どこまで

という目標から逆算して動いてみたい方。

 

感覚や雰囲気だけでなく、
記録や事実を一緒に見ながら「次どうするか」を考えたいと思ってくださる方。

3.変化を前向きに捉え、やり方をアップデートできる方

新しいルールや業務改善の話が出たとき、
「また増えた…」だけで終わらせず、

「これを利用者さんと自分にとって良い変化にするには?」

と考えようとしてくださる方。

 

過去のやり方だけが正解だとは限りません。
目的に合わせて、やり方を一緒に更新していける方を歓迎します。

4.強みも弱みも含めて、自分の成長に向き合いたい方

得意なことを活かしながら、
仕事上必要な「苦手」にも少しずつ向き合っていきたい方。

 

「苦手だからやらない」ではなく、
「どうすればできるレベルまで近づけるか」を、
チームと一緒に考えていける方だと、はぁもにぃと相性が良いと思います。


この仕事で得られるもの

  • チャレンジドスタッフ・メンバー(利用者)「できた」「がんばった」を一番近くで見届けられること

  • ASD当事者家族であり当事者(はぁもにぃ理事長)の視点から、支援観や関わり方を学べること

  • 「支援」と「収益」の両輪を意識した就労支援のリアルに触れられること

  • 自分自身の「働き方」や「支援観」を問い直し、育てていけること

反対に言えば、
ラクで感謝だけがもらえる仕事ではありません。

 

しかし、「誰かの成長」と「自分の成長」を同時に感じたい方には、
とてもやりがいのある現場だと感じていただけるはずです。


向いているかもしれない人/少し合わないかもしれない人

向いているかもしれないのは…

  • 人の「変化」や「成長」を見るのが好きな方

  • チームで対話しながら物事を進めるのが好きな方

  • 現場で手と体を動かしながら考えるのが好きな方

少し合わないかもしれないのは…

  • うまくいかない理由を、常に「環境」や「誰か」のせいにしてしまいがちな方

  • ルールや評価基準が整うことを、「縛られている」としか感じられない方

  • 「今の自分をそのまま理解してほしい」ことが最優先で、
    仕事として必要な変化に向き合うのが難しいと感じる方

 

ご自身の今の状態と照らし合わせていただき、
「それでも、ここでチャレンジしてみたい」と思っていただけたなら、
ぜひ一度、お話しできればうれしく思います。


業務内容

事業運営のサポート

・作業段取り・安全管理・品質管理の補助

・仕事づくり・業務改善の提案 など

 

チャレンジドスタッフ・メンバー(利用者)への作業支援・現場指導

 

支援・記録・ミーティング

・チャレンジドスタッフ・メンバー(利用者)の体調・特性・作業状況の観察

・日々の支援記録・評価シートの記入

・支援会議・ミーティングへの参加、情報共有

 

※単なる作業遂行ではなく、“支援×現場管理”の両軸を担う中核的ポジションです。

 


応募条件

・普通自動車運転免許(MT歓迎)

・PCでの簡単な記録作業ができる方

・体力と支援への理解をバランスよく持っている方

※法人営業等営業職経験のある方歓迎

※障害福祉未経験でも、丁寧に研修・同行いたします。

勤務地

・千葉市緑区および周辺の草刈現場

※事業所(千葉市緑区土気町1727番地4)から社用車でチャレンジドスタッフ・メンバー(利用者)を乗せて移動

勤務日及び勤務時間

・勤務日:月~金(祝日も同様)

※8月10日~15日及び12月28日~1月4日まで夏季及び冬季休業

※勤務開始後6か月経過後より有給休暇支給

・勤務時間:9:00~18:00(休憩60分)

※現場により変動あり(早朝集合など)

給与・待遇

■リーダー、管理職経験等ある方であれば副主任からスタート

●基準内給与
 ・基本給(基本):210,000円~(経験等による)

 ・基本給(処遇改善加算):20,000円

 ・役職(職位)手当:20,000円

 ・資格手当:介護初任者研修等 5,000円~(資格種類による)

 ・技能手当:農業・造園経験等 5,000円~(技能による)
●昇給(原則毎年6月)

●賞与(年2回支給):1回概ね基準内給与1か月程度

●社会保険完備

●交通費支給:実費支給※上限月額20,000円

 「支援」も「収益」もどちらか一方に偏らず、「働くことを通じて成長する現場」を目指しています。

あなたの支えが、現場を動かし、利用者の人生を支え、地域に新しい価値を生み出します。

ともに現場を育て、将来の事業の柱を築いてくださる方のご応募をお待ちしています!

応募・お問い合わせ

履歴書・職務経歴書をご用意のうえ、以下よりご連絡ください。

Mail:contact@npo-harmony.or.jp

TEL :043-3058-5925(採用担当:管理者兼サービス管理責任者 長浜 光子)