前回は「支援のプロとして果たす3つの約束」として、
・共感を成長につなげること
・収益を支援のための手段として捉えること
・そして思考停止をしないこと
この3つの軸について伝えました。
その中でも特に重要なのが、「思考停止をしない」という姿勢です。
わたしたちは日々、目の前のチャレンジドスタッフ・メンバーと向き合いながら、「なぜ?」と問い続けています。
しかし現場では、ある壁にぶつかることがあります。
それは、「わかっているのに変わらない」という状態です。
・状況は理解している
・原因も説明できる
・本人も納得している
それでも行動が変わらない。
この場面に、支援の本質的な難しさがあります。
では、何が起きているのでしょうか。
わたしはここを、こうに捉えています。
「理解」と「行動」のあいだに、ギャップがある=「わかっていること」と「できること」は別である
このギャップを埋めることこそが、支援者の役割であり、プロフェッショナルとしての価値ではないかと思っています。
そしてそのために必要なことが、行動を“再現できる形”にすることです。
例えば、
「確認する」ではなく
「作業前に3項目を指差し確認する」
「落ち着く」ではなく
「5分席を外して深呼吸を3回する」
このように、誰がやっても同じようにできる形にすること=再現性の設計
ここまで落とし込んで、初めて行動は変わり始めるのではと考えています。
ここで改めて、前回の3つの約束につながります。
・共感を「成長」へ→ 行動が変わるところまで伴走すること
・収益は「手段」→ 良質な支援(=再現性のある支援)を持続させるため
・思考停止をしない→「なぜ変わらないのか」を問い続けること
つまり、変わらない理由を本人に求めるのではなく、支援の設計に問い続けること
これが、はぁもにぃが目指し続ける姿勢です。
そしてもう一つ、大切にしている前提が責めない振り返りです。
変わらないとき、人はつい「意識」や「努力」に原因を求めてしまいがちです。
しかし、それでは再現性は生まれません。
必要なのは、「どうすれば、次は同じことを繰り返さないか」という視点です。
そのために、はぁもにぃではシンプルな問いを大切にしていきたいと思います。
「次はどうしていく?」
この問いを起点に、出来事を行動に変え、行動を積み重ね、成長へとつなげていく。
それが、はぁもにぃが目指す支援です。
想いだけでも、仕組みだけでもなく、その両方をつなぎ続けること。
それこそが、チャレンジドスタッフ・メンバーの未来に責任を持つ、支援のプロとしての在り方だと考えています。
「わかっているのに変わらない」
その壁を越えるために、私たちはこれからも、問い続け、設計し続けていきたいと思います。