目標を持つことは、「今日をどう生きるか」を決めること

2026年4月1日辞令交付式理事長挨拶より

目標を持つことは、「今日をどう生きるか」を決めること

目標というと、遠い将来の夢や、大きな成果を思い浮かべる方もいるかもしれません。
けれども、わたしが大切にしたいと思っている目標は、もっと日々の実践に近いものです。

目標を持つというのは、ただ「こうなれたらいいな」と願うことではありません。
自分はどうなりたいのかを思い描き、そのために今の自分に何が必要かを考え、今日の行動につなげていくこと。
それが、目標を持つということだと思っています。

わたしは、目標とは、遠い将来の夢ではなく、今日の行動の向きを決めるものだと考えています。

そしてそれは、「生きること」とも深くつながっているように思います。

生きることの反対は、死ぬことだけではない。
ただ時間が過ぎるままに過ごすこと。
自分がどうありたいのか、どうなりたいのかを考えないこと。
できることや変われることがあるのに、そこに向き合わないこと。
そうした状態もまた、ある意味では「生きていない状態」に近いのではないかと感じます。

だからこそ、生きるとは、ただ毎日をこなすことではなく、
自分はどうありたいのか、どうなりたいのかを思い描き、そのために今日を使っていくことなのだと思います。

もちろん、うまくいく日ばかりではありません。
失敗することもあります。
迷うこともあります。
それでも、自分の目指す姿に向かって考え、選び、積み重ねていく。
その姿そのものが、「生きる」ということなのではないでしょうか。

はぁもにぃの職員は、単なる担当者ではありません。
それぞれが役割を持ち、現場を支え、周囲に影響を与える、いわば管理職的立場にあります。

だからこそ、自分の仕事をこなすだけでは足りません。
場をどうつくるか。
人の成長をどう支えるか。
組織をどう前に進めるか。
そこまで視野を広げて考えることが、わたしたちには求められています。

そのためには、自分の中に問いを持つことが欠かせません。
今年、自分はどのような責任を果たすのか。
どんな力を伸ばしたいのか。
どのような現場をつくりたいのか。
そうしたことを、自分の中で明確に持っておく必要があります。

 

また、日々の現場では、さまざまな出来事が起こります。
うまくいくこともあれば、立ち止まることもあります。
けれども大切なのは、その出来事をその場限りで終わらせないことです。
次にどうすればよりよくなるのか。
何を整えれば、よりよい支援や、よりよい働く場につながるのか。
そうした視点で出来事を受け止め、場や仕組みに返していくことが、組織の成長につながっていきます。

 

辞令は、役割を伝えるためだけのものではありません。
それぞれが、この一年をどう歩むのかを確認する出発点でもあります。

だからこそ、職員一人ひとりに、自分が将来どうなりたいのかを思い描いてほしいと思います。
そして、そのために今日、何を積み重ねるのかを意識しながら、この一年を歩んでほしいのです。

 

目標を持つことは、ただ先を見ることではありません。
自分がどうありたいかを問い、その問いに沿って今日を生きることです。
その積み重ねが、人を育て、場を育て、組織を育てていくのだと思います。

一人ひとりが目標を持ち、自分の今日を生きることで、
はぁもにぃはもっと強く、もっとよい組織になっていける。
わたしは、そのことを信じています。

 

今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。